
皆さんは自然災害に遭った際に、火災保険を使ったことはありますか?
火災保険を使たことがある方や、火災保険を使おうと思った方は以下のようなことを気になった方は多いのではないでしょうか。
- 火災保険を一度つかったらどうなる?
- 一度使ったら保険料は高くなる?
- 一度使ったら契約が終了する?
- 2回目以降の申請はどうなる?
このような悩みで火災保険申請しづらいと思う方が大半でしょう。
この記事では実際のところ、一度火災保険を使うとどうなるのかについて詳しく解説していきます。
- 火災保険を一度使うと契約や保険料はどうなるのか?
- 2度目以降の申請は可能なのか?
- 火災保険の保険金請求の流れ・注意事項
火災保険は一度使うとどうなる?
まずは火災保険を一度使うとどうなるのかについて、そもそも何回も申請できるのかなど、気になる部分について詳しくまとめてみました。
保険申請の回数に制限はない
そもそも火災保険で保険金を請求できる回数に制限はありません。
一度使ったとしても一部の場合を除けば、契約が切れてしまうことはありません。
火災保険は火災以外にも雪災、水災や落雷など幅広い自然災害に対応できる保険です。
加入している保険に対象となる補償が組み込まれている場合、修理費用等として保険会社から保険金が受け取れます。
火災保険に加入している期間内であれば、回数制限なしに損害を受けるたびに申請が可能となっています。
火災保険は最長で10年契約が可能なため、10年で契約している場合はその間の補償対象の損害は保険金が受け取れます。
何回申請しても保険料は変わらない
火災保険は一度、保険金を請求しても保険料が値上がりすることはありません。
火災保険は自動車保険のように、保険を使った回数等で保険料が値上がりしてしまうことはありません。
初めに設定した保険金額に達するまでは保険料が上がることなく保険を使うことができます。
ただ一方で年々火災保険の保険料は値上げが続いています。
契約更新や保険会社の乗り換えの際には今よりも保険料が上がってしまう可能性もあります。
その際は補償内容や災害リスクなども考慮し、不要な部分を外せば保険料が安く抑えられる可能性もあります。
契約更新や保険の見直しの際には一度火災保険の補償内容や自然災害のリスクを考えて確認してみるとよいでしょう。
全損に相当する被害では契約が終了
火災保険は被害箇所を申請できる回数には制限がありません。
ただ火災保険は1回の事故で保険金額の全額、または保険金額の80%以上を超える金額を支払う場合、損害が発生したときにさかのぼり契約が終了します。
上記の金額を上回らない場合は契約は終了せず、火災保険に加入している期間内であれば何度でも申請することが可能です。
また仮に1回の申請で全損扱いにならなければ、複数回の申請の合計金額が保険金額を超えても契約は続きます。
2回目以降の事故も最初の契約と同じ金額が支払われることになります。
二度目以降の申請が可能な場合
何回でも申請可能であるとはいえ、申請できる条件はあります。
以下二度目以降の申請で保険金が受け取れる場合を紹介します。
- 一度目と申請箇所が異なる場合
- 一度目修理した箇所が再び被害を受けた場合
一度目と申請箇所が異なる場合
火災保険で一度目の申請箇所と、二度目の申請箇所が異なる場合は火災保険の申請が可能です。
新しく被害を受けた場合はそのたびに申請することが可能です。
ただ全く同じ箇所で二度目の申請は重複とみなされ保険金は受け取れない可能性が高いので注意しましょう。
一度目修理した箇所が再び被害を受けた場合
一度目で保険金を受け取り、修理した部分が再度被害を受けた場合も保険の申請が可能となります。
ただ一度目の申請で受け取った保険金を修理費や修繕費として充てていなかった場合、保険会社から保険金を受け取れない可能性もありますので注意しましょう。
再度申請する場合は修理をしたことを証明できる書類などが必要となることもあります。
保険金を使って修理する場合、明細などは念のため残しておくと良いでしょう。
一度目でも二度目でも火災保険申請できない場合
続いて火災保険の申請ができない場合を紹介します。
下記のような場合に当てはまる場合と、一度目でも二度目でも申請できない・保険金がもらえない可能性が高いので注意しましょう。
- 補償範囲外の事故
- 外見上の損傷の場合
- 重大な過失による場合
- 経年劣化による損害
- 申請期限を過ぎてしまった場合
補償範囲外の事故
加入している火災保険の補償対象外の事故の場合、補償されず保険金は受け取れません。
風災の補償を外している場合、台風などによる損害は補償されない可能性もあります。
加入している保険の内容についてわからない場合は、保険会社などに確認してみると良いでしょう。
また地震によって起きたひび割れのような損害は地震保険で補償されるので、火災保険の補償範囲外になります。
外見上の損傷
かすり傷のような外見上の損傷は保険金が下りない可能性が高いです。
外観上の損傷や汚損があっても、保険の対象そのものの機能が低下しないと判断される場合は、補償されない可能性が高いです。
「子どもがオモチャを投げて壁にキズがついてしまった。」
「ペットの猫がフローリングを引っかいてキズがついてしまった。」
など、このようなケースには火災保険はおりません。
重大な過失がある場合
重大な過失とは、契約者や被保険者、またはその同居親族にあたる人が故意的ではなくても、
「注意しないと大変なことになるのが簡単に予想できていた」
「注意すれば防止・予防できたかもしれない」
のにも関わらず、その注意を怠った注意欠如状態のことを指します。
この場合、免責事由に該当するため火災保険はおりません。
しかし、「重大な過失」にあたるかどうかの判断が難しいケースが多いので、個々のケースごとに判断されます。
また、保険がおりるかどうかは、状況から総合的に判断されるので、「重大な過失」の線引きはケースごとに変わります。
経年劣化による損害
経年劣化とは時間とともに品質が低下することを指します。
被害・損害が経年劣化による場合、火災保険の補償範囲である「不測かつ突発的に起こった損害」の対象外になるので、保険金はおりません。
1度目の申請でも2度目の申請でも単なる経年劣化による損害に対しては保険金が下りないので注意しましょう。
また損害を受けた箇所をそのまま放置してしまうと、自然災害によるものなのか、経年劣化によるものなのか区別がつきにくくなります。
補償の対象となる災害による被害はなるべく早いうちに保険会社に連絡し、申請の手続きを進めましょう。
申請期限を過ぎてしまった場合
火災保険の申請期限を過ぎてしまった場合も保険金を受け取れない可能性が高いです。
火災保険では損害が発生してから3年以内に申請しないと時効が成立してしまいます。
これは保険法第95条で明記されています。
ただ保険会社によっては必ずしも3年ではないケースもあるので契約内容を確認しましょう。
事故が発生したらなるべく早いうちに申請するようにしましょう。
火災保険申請の手順
火災保険の保険金は以下の流れで申請することができます。
- 火災保険の補償内容を確認する
- 保険会社に連絡し、必要書類を取り寄せる
- 必要書類の準備・提出
- 鑑定人による調査
- 審査後、保険金の入金
1火災保険の補償内容を確認する
まずはご自身の契約内容を確認しましょう。
加入している火災保険の内容によっては補償されないケースもあります。
保険証券や約款、各保険会社のホームページでアカウントを作成していれば、被保険者専用ページでも補償内容が確認できます。
保険会社に連絡する前に念のため確認すると良いでしょう。
2保険会社へ連絡し、必要書類を取り寄せる
保険の内容が確認できたら、手元に保険証券とメモ等を準備して保険会社のコールセンターなどに連絡しましょう。
被保険者名、保険証券番号、被害状況、事故の原因や内容などを確認されます。
事故受付が完了したら、保険会社より必要書類の説明がありますので必要に応じてメモを取りましょう。
3必要書類を準備する・提出
火災保険の申請に必要な書類は各保険会社によって異なります。
一部代表的なものをご紹介します。
- 損害程度を立証する書類
- 損害発生の有無を確認できる書類
- 事故発生を確認できる書類
- 事故原因を確認できる書類
- 事故状況を確認できる書類
- 損害額を確認できる書類(見積書)
- 事故と損害の関係を立証する書類
- 被保険者の身分証明書(戸籍謄本など)
- 保険金請求書
明らかに自然災害が原因とされる場合や、被害が小さい場合は簡略化されることもあります。
必要書類を揃えて保険会社へ郵送します。
また書類のほかにも被害箇所の写真を撮っておくと良いでしょう。
4鑑定人による調査を受ける
被害が大きい場合や書類に不備があると保険会社が依頼した鑑定人が被害状況の鑑定を行うケースがあります。
被害内容も小さい場合は、鑑定人が来ることはほとんどありません。
その後書類の審査も行われますので、被害状況が確認できる写真や見積書をきちんと提出する必要があります。
5審査による保険金の決定
保険会社による審査で保険金の金額が決定します。
被害が小さい場合などは申請額より少額になるか、給付を断られる可能性もあります。
6指定口座へ入金
保険金が決定されると、契約者へ通知されます。
保険金は給付されるまで2週間~1カ月程度かかりますのでその間に修理業者などに依頼するなど対応しましょう。
実際には、修理を終えてから火災保険の申請を行う方も多いため、その際は修繕前に必ず写真を撮り、修理にかかった領収書を保管する必要があります。
火災保険は、損害発生から3年以内は請求できます。ただし、時間の経過により被害状況が正確に判断できなくなりますので、早めに保険会社へ連絡してください。
火災保険申請時の注意点
火災保険の申請時には以下の2点に注意してください。
虚偽の申告はNG
火災保険の申請において虚偽の申請や水増し請求は絶対にやめましょう。
虚偽の申告では保険金はもちろん受け取れません。
最悪の場合、詐欺罪に該当するためかえって損失を生んでしまいます。
またこれは調査業者や火災保険申請サポート業者、修理業者を利用するときも同じです。
保険の対象とならなくても強引に申請するように勧めてくる業者も存在します。
業者のみならず、自分自身も詐欺に加担したと思われかねません。
業者選びの際には実績や利用者の口コミをあらかじめ調べておくと良いでしょう。
悪徳業者に注意
先ほども少し紹介しましたが、火災保険で業者を利用する場合は悪徳業者に注意しましょう。
依頼や申請の際には下記のような特徴の業者には要注意です。
- 手数料や違約金の説明が不十分
- 嘘の理由で申請を勧めてくる
- 施工例や実績がない
- 強制的に修理・リフォームを勧めてくる
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対応エリア | 関東 |
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保険金は約25万円の保険金を受け取ることができ、修理費用に充てました。外装だけでなく、内装や家具まで申請対象としては調査してもらいました。従業員の対応も期待通りスムーズで、申込から2カ月ほどで保険金を受け取りが完了しました。途中保険会社との交渉も入ったので、スムーズにいけばもっと早くなると思います。
東京都 Hさん(30代)
40万円近くもの保険金を受け取ることができました!主に敷地内の床や家の壁等のひび割れが保険対象でした。従業員の対応や調査は非常に丁寧で助かりました。保険金は貯金しています(笑)
東京都 Kさん(30代)
保険会社から約96万円もの保険金を受け取ることができました!屋根の雨受け、屋内のクロスのひび割れやはがれ、部品の紛失、基礎のひび、郵便ポストの部品紛失などが保険対象でした。想定より早く終わってくださったので、小さい子がいる私は助かりました。
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ただ対応エリアが関東のみになっている点には注意しましょう。
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まとめ
火災保険は一度使っても保険料は上がらず、損害時に適切な保険金が受け取れます。
もし火災保険の補償対象となる損害があればなるべく早いうちに保険会社へ連絡するようにしましょう。
- 火災保険を一度使っても保険料は変わらず、申請箇所が異なれば何回でも申請可能
- 一回の請求金額が80%以上を超えると契約が終了する
- 業者を使うと手間がかからないが、悪徳業者や虚偽申請はNG