【落雷被害と火災保険申請を徹底解説!】雷が落ちたらどうする?

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近年、ゲリラ雷雨の頻発により、落雷による損害が身近な問題となっています。

落雷は建物に限らず、家財にも深刻な影響を及ぼすことがあります。

たとえば、落雷によって屋根に穴が開いたり、急激な電圧の変化で家電製品が壊れるなどの被害が発生することがあります。

こうした場合、火災保険での補償が可能なのでしょうか?今回は、火災保険がカバーする落雷による損害について詳しく解説します。

落雷の被害は火災保険でカバーできる?

落雷の被害は火災保険でカバーできる?

結論から言うと、落雷による建物や家財の被害は火災保険でカバーできます。

【火災保険の補償範囲】
  • 物体の落下、飛来、衝突(外部から車にぶつかられた場合や落下物による損傷など)
  • 騒擾(そうじょう)(騒ぎに乗じた破壊活動など)
  • 水濡れ(漏水などによる家財や建物の被害)

このように、火災保険は落雷の被害もカバーしています。

落雷被害以外にも火災保険が適応できる場合もありますので、様々なケースでの保険適用を確認してみてください。

落雷被害での火災保険適用範囲

【落雷による被害別】対応する保険の種類一覧

落雷による被害は火災保険でカバーされますが、具体的にどのような被害まで対応しているのでしょうか。以下に、よくある被害パターン6選とその保険適用範囲を解説します。

落雷被害でよくあるパターン
  • 自宅の庭に雷が落ちて発火した火が家に燃え移った
  • 自宅の敷地内に落ちた雷が原因で火災が発生し、隣の家に燃え移った
  • 自宅のアンテナに雷が落ち、アンテナ線を伝った電気によってテレビが壊れてしまった
  • 自宅に雷が落ち、コンセントに繋いでいた自宅の家電製品が壊れてしまった(エアコンやPCなど)
  • 自宅に落ちた雷が原因で火災が発生し、家具や衣類が燃えてしまった
  • 外出中に落雷被害に遭い、自分が火傷などのケガを負った


自宅の庭に雷が落ちて発火した火が家に燃え移った

自分の所有する建物と土地内で被害が起きているため、火災保険の対象です。

建物に直接落雷が無くても、庭も敷地内であるため「建物」を対象とした火災保険の適用が可能です。


自宅の敷地内に落ちた雷が原因で火災が発生し、隣の家に燃え移った

 自宅の被害については火災保険が適用されますが、隣家への被害は損害賠償保険の対象です。隣家への被害に対しては「類焼損害補償特約」や「失火見舞費用保険金」などで補償される場合もあります。

類焼損害補償特約

類焼損害賠償特約とは、上記のように自分の所有する家屋の延焼や破損などによって近隣の家屋に被害が出てしまった場合、法律上損害賠償の責任がなかったとしても、被害先の損害を賠償することができる特約です。

ただし、被害先の持ち主が火災保険に入っていた場合、その保険金でカバーできなかった部分の賠償となります。

つまり、被害先の持ち主が火災保険に入っていなかった場合や、入っている火災保険でカバーしきれなかった場合のみに適用されます。

失火見舞費用保険金

失火見舞費用保険金では、被害先の持ち主が火災保険に入っているかどうか、保険金でカバーできたかは関係なく一定額のお見舞金が保険金として支払われるものです。

保険会社によってその限度額は違いますが、被害があった1世帯につき20万円や30万円くらいが支払われる会社が多いです。

また、それぞれ、被害があった敷地内の対象の保険金額の20%や30%が限度額となっています。


自宅のアンテナに雷が落ち、アンテナ線を伝った電気によってテレビが壊れてしまった

自宅に直接雷が落ち、被害が出ているため火災保険の対象です。

また、この場合はテレビが壊れていますので「家財」を対象とした火災保険の適用となります。


自宅のアンテナに雷が落ち、アンテナ線を伝った電気によってテレビが壊れてしまった

自宅に直接雷が落ち、被害が出ているため火災保険の対象です。

また、この場合はテレビが壊れていますので「家財」を対象とした火災保険の適用となります。


自宅に雷が落ち、コンセントに繋いでいた自宅の家電製品が壊れてしまった(エアコンやPCなど)

自宅に直接雷が落ち、被害が出ているため火災保険の対象です。

この場合は壊れてしまったものによりますが、備え付けの家具や動かせない電化製品(エアコンやトイレ、システムキッチンなど)が壊れてしまった場合は「建物」を対象とした火災保険の適用となります。

一方でPCや洗濯機、冷蔵庫などの動かせる電化製品でコンセントに繋がっていため壊れてしまった場合は「家財」を対象とした火災保険の適用となります。


自宅に落ちた雷が原因で火災が発生し、家具や衣類が燃えてしまった

自宅に落ちた雷による火災で家財に被害が出ているため、火災保険の対象です。

意外かもしれませんが、家具や衣類でも保険適用が可能なのです。

この場合は「家財」を対象とした火災保険の適用となります。


外出中に落雷被害に遭い、自分が火傷などのケガを負った

この場合は、自分の所有する建物や敷地内で起こったことではないので火災保険の対象ではありません。

しかし、自然災害によって傷害を負っているため別途「傷害保険」の対象となります。

落雷による被害で火災保険を申請する際の3つの注意点!

落雷による被害で火災保険を申請する際の3つの注意点!

落雷の被害で火災保険申請をする際には注意をすべき点がいくつかあります。

スムーズな申請と、確実に保険金を受け取るために必ずチェックしておきましょう!

火災保険を申請する際の注意点
  • 落雷が起きたときの日時・状況・被害の程度を記録しておく
  • 落雷で破損した箇所の写真を撮っておく
  • 建物自体の破損だけでなく、家財の隅々まで被害がないか確認する


落雷が起きたときの日時・状況・被害の程度を記録しておく

前述のように、落雷は一瞬にして局所的に起こる自然災害です。

火災保険申請の際には、落雷が本当に自分の所有する物件の敷地内で起こったということを証明する必要があります。

そのためには、被害が起こった時のことを可能な限り詳細に記録し、説明できる状態にすることが大切です。

起こった日時が曖昧だと本当に落雷が起こった時間帯と一致するか確認できませんし、被害の状況や程度が分からないと被害が落雷によるものなのか、はたまたそれ以外の要因で起こったのかを第三者が判断することが難しくなってしまいます。

雷が落ちて被害が出ると、急な出来事に驚いて気が動転してしまい冷静に物事を判断できない方が多いと思います。

落ち着いてからでもよいので、可能な限り記憶と被害の状況が新しいうちに詳細に記録を残しておいた方が良いでしょう。

保険会社によっては保険金を請求する際、「落雷証明書」を求められることがあります。
落雷証明の書類としては、以下のようなものが役立ちます。

  • 気象庁や電力会社が提供する落雷情報を印刷したもの
  • 新聞の記事
  • 被害を受けた箇所の写真


落雷で破損した箇所の写真を撮っておく

メモで書いて残すのも大事ですが、実際に視覚的に状況を判断できるよう写真を撮っておくことも大事です。

特に家屋の破損・家財の破損などは、落雷によって破損したのかどうかを判断するために写真が残っていると非常に有力な情報になり得ます。

被害が起こってからなるべく早い段階で家の状況を写真に収めておくと良いでしょう。


建物自体の破損だけでなく、家財の隅々まで被害がないか確認する

雷の被害と言うと、建物自体や大きな家具・家電の被害ばかりに目が向いてしまうことが多いです。

そう言った大きな被害は実際に生活に支障をきたす度合いが大きく大事なものではありますが、火災保険申請をする際には細かい被害にもきちんと目を向けて確認することが大事です。

例えば、衣類などの一見見逃しがちな家財も火災保険申請の対象です。

雷によって大事な衣類が燃えてしまった、一部焦げて使えなくなってしまったといった被害もしっかりと確認して申請することで保険金を受け取ることができます。

こういった細かな被害は、実際に住んでいるわけではない保険会社の人が見て確認できないこともあり、 「衣類の申請を忘れていませんか?」などとわざわざ教えてくれることを期待できません。

そのため、家財の隅々まで被害がないかどうかを自分で把握しておくことが大変重要になってきます。

後々自分が損をしないためにも、しっかりと確認して写真やメモで記録しておきましょう。

落雷被害での保険金請求方法は?

落雷被害での保険金請求方法は?

落雷被害にあった場合は以下の流れで保険金が請求可能になります。

火災保険の保険金請求の流れ
  1. 保険会社へ連絡
  2. 保険会社から必要な書類が送付される
  3. 必要な情報を記入し保険会社に提出
  4. 保険金が支払われる

まずは保険会社に被害を報告し、書類の準備を進めましょう。

詳細な申請方法については契約している保険会社や関連する記事を参考にしてください。

落雷被害でも保険が下りない場合

落雷被害でも保険が下りない場合

落雷被害は火災保険の補償範囲内になっていますが、それでも保険が下りない場合もあります。

特によくある以下の2つの場合には気を付けておきましょう。

 劣化によって被害が発生した場合

経年劣化による損害は保険金の対象外です。劣化と判断されると保険が適用されない可能性があります。


事故発生から3年以上経過した場合

落雷被害から3年以上たってしまうと場合によっては経年劣化との区別がつきにくくなってきます。

被害状況を放置すると、保険金請求が遅れたり、損害が悪化して修理費用が増えたりするため、すぐに保険会社に事故状況を報告しましょう。

被害を受けてから申請を行うまでの期間は保険法でも決められています。

第九十五条
保険給付を請求する権利、保険料の返還を請求する権利及び第六十三条又は第九十二条に規定する保険料積立金の払戻しを請求する権利は、これらを行使することができる時から三年間行使しないときは、時効によって消滅する

ただ、保険会社によって年数は変わってくる場合があるので心配な方は一度保険会社に確認してみると良いでしょう。

落雷の際に家でできる対処法

落雷による被害は火災保険で補償されますが、事前に適切な対策を講じることで、落雷による影響を最小限に抑えることができます。

雷による影響は様々で、特に電化製品へのダメージが心配されます。家庭内での雷対策を行い、雷雨時のリスクを軽減しましょう。

落雷の際に家でできる対処法
  • 避雷ネットワークの切断:雷雨の際には、屋内の電化製品のプラグを抜いて、雷による過電圧から保護します。
  • 水の使用を避ける:雷雨の際には、シャワーや浴槽を使用しないようにしましょう。水は電気を導きやすく、危険を増します。
  • 窓やドアを閉める:雷雨の際には窓やドアをしっかり閉め、屋外の物と接触しないようにします。
  • 金属から離れる:金属は雷を引き寄せるため、金属製の物や器具から離れることが大切です。

    雷が発生した際には、これらの対策を講じることで被害を未然に防ぎましょう。安全を守るために、意識して準備しておくことが重要です。

    国内の落雷被害状況

    国内の落雷被害状況

    日本国内ではどのくらい落雷による被害があるのでしょうか?気象庁のデータによると、2005年から2017年の13年間の落雷に関する情報があります。

    国内の落雷被害状況のグラフ

    参照:国土交通省 気象庁HP「落雷害の月別件数」https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder1-4.html

    このデータによると、落雷被害は7月から9月の夏季に集中しています。

    発生地域の特徴を見ると、太平洋側で約65%、日本海側で約35%が発生しています。月別に見ると、4〜10月は太平洋側で多く、11〜3月は日本海側で多いことがわかります。

     お住まいの地域ごとの気象や地形を考慮し、適切に理解しておくことが重要です。

    まとめ

    今回は、落雷と火災保険について詳しく解説しました。

    落雷は一瞬で発生する自然災害ですが、その証明には時間と手間がかかることが多いです。
    また、火災保険申請の際には、損をしないための細かな注意が必要です。

    とはいえ、実際に被害に遭うと、必要な手続きや証明を自分で全て行うのは難しいかもしれません。私自身も、すべてを把握して冷静に対応するのは難しいと感じています。

    そんな場合は、火災保険申請サポートの業者に相談するのも一つの方法です。

    専門業者は、保険会社とは異なり、被害の隅々までチェックし、申請の全過程を丁寧にサポートしてくれます。

    多くの業者では、被害状況の確認段階までは無料で対応し、保険金が下りるまで一切料金がかからないところもあります。

    火災保険申請サポートの専門業者を利用すると、手数料が発生する場合もありますが、専門家による被害状況の細かなチェックや申請のサポートは、保険金の回収額や精神的な負担の軽減といった面で手数料を上回るメリットがあると言えます。

    本サイトでは、火災保険申請サポート業者の詳細や、業者に依頼する際のポイントについても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。